◇小堀定泰(こぼりじょうたい)・・明治44年、佐賀県生まれ。虎渓山僧堂で修行、昭和13年、大徳寺派近江狐篷庵住職に就任。江戸前期の茶匠、造園家として有名な小堀遠州の末裔。昭和40年に長年朽ち果てていた近江の狐篷庵(小堀家菩提寺)の本堂及び庭の再興に着手。一行物茶掛など書を能くする。次男は建仁寺管長小堀泰厳。
◇指摘あるものの、基本的にはきれいな方です。
◇30年前頃の作品。
◇彩鳳舞丹霄(さいほう たんしょうにまう)・・「彩鳳」というのは、五色の羽を輝かせながら舞う鳳凰のこと。「丹霄」の丹は、赤く染まって澄みきっている様子、霄は、雲ひとつ無い大空の意味。この事から、丹霄は、朝焼けの澄み切った、雲ひとつ無い大空のことを表す。澄みきった大空に色彩鮮やかな鳳風が舞うという、美しい、おめでたい情景のことです。このことから、平和や無事を祈願する おめでたい言葉として、用いられます。