◇方谷 浩明・・室号桃源室。大正2年、福岡県姪浜市生まれ。昭和14年相国僧堂に掛搭。山崎大津櫪堂両老師に参じ、櫪堂老師に嗣法する。この間、同年、僧堂在錫のまま安養寺住職を拝命。同23年花園大学講師。同27年、崇福僧堂師家。同41年には大徳寺派管長に就任。横嶽の古跡瑞雲寺の復興に尽力、同55年、師家退任後は瑞雲寺に閑栖する。平成7年、遷化。世寿82
◇よい字で、幅が広めですので迫力があります。
◇浩明和尚の大判印作品は、力作が多く評価が高いです。
◇作品は、基本的にきれいで状態良好です。(指摘あり)
◇40〜50年前頃の作品です。
◇寒聲風過夜 含春意雪殘時・・桧の木は時々寒声を起こすがそれは風が吹き渡る夜で、梅は早くも春意(春めく気配)をおびているがそれは雪の消え残る時である。王安国(1028-1074) 北宋官吏 字平甫の言葉です。