◇雪尾要道(ゆきおようどう)・・大徳寺派 大正元年兵庫県生まれ。昭和八年に天龍寺僧堂に掛塔し、関精拙(せきせいせつ)老師に参禅す。昭和四五年に大徳寺派宗務支所長、宗会議員を歴任。兵庫県出石町の宗鏡禅寺(すきょう)の庵主を務めていた。
◇作品は、きれいで状態良好です。(指摘あり)
◇82歳の作品ですので、平成6年頃の作品。
◇関 南北東西活路通(かん なんぼくとうざい かつろつうず)・・大燈国師(大徳寺を開山した鎌倉時代の禅僧)の言葉。そこさえ通過できれば、あとは東西南北どこへでも自由に道が続いているという言葉。「関」とは悟りへ続く関所のこと、「活路」とは生きられる道、助かる道のこと。解き放たれた瞬間、東西南北に道がひらけるような、本物の自由が待っているということ。